私は今回、本町小学校での社会の授業を見学させていただいて、自分が小学生のときに経験した授業の仕方とは異なっていたこと、子どもたちの主体的な取り組み、教師の授業の進め方などに驚きました。また、自分が教師になる人間として学ぶべきものが多くありました。
今回の見学は、6年生の授業と3年生の授業を見させていただきました。
6年生の授業で良かったと思った点は2つあり、1つ目は東京オリンピックという子どもたちにとって近い将来やってくることで考えさせていたことです。オリンピックに向けてどんな社会にしたいかをより深く考えられ、まとめることができて良いと感じました。子どもの発言が上手くまとまらなかったときに、教師が他の子どもたちにも分かるように簡潔に言い直していたことです。発言を流すのではなく、それを分かりやすいように教える力を身に付ける必要があると感じました。3年生の授業で良かったと思った点は、グループで出すアイデアをマトリクス表にしていたことです。自分たちで出したアイデアをどこに貼ったらいいのか、他のグループのアイデアがどの位置にあるのかが分かりやすくなっていて良いと感じました。
2つの授業を見学して、共通して学んだことがありました。発言する人に注目させるようにすることや、板書の際に習ってない漢字は使わないようにするといったことも実際に自分の目で見て学ぶことができました。有田実践の授業の動画で見たような子どもの発言に対して肯定的に受け止めることが、正しい・正しくないに関係なく、子どもたちが発言しやすくなることを学びました。
子どもたちが楽しいと感じる授業を作っていくために自分が一番大切だと思ったのは、学級づくりです。特に小学校ではほとんどの教科を担任が指導するので、教師と子どもたちの信頼関係や学級としての雰囲気づくり次第で、それが授業にも影響しているということを今回の授業見学で学びました。私は今回、見学した授業でこれが良くない、こうしたら良いのではないかというのが正直思いつきませんでした。授業を深くいろんな視点から観ることのできる力も身に付けていきたいと感じました。
今後、また授業を見る機会があれば、積極的に参加したいと思います。(文責:社会専修2年 青木一樹)