福島県小野町ビブリオバトル2020開催!
平ゼミは、2019年度から福島県小野町の小野町地域おこし協力隊と連携して、ビブリオバトルによる町づくりという斬新なプロジェクトに取り組んでいます。昨年度は平ゼミ現4年生たちが小野町を訪問し、ビブリオバトルを通じて地元の高校生や地域住民の皆さんと交流する機会を設けました。そして今年度は、コロナウイルス感染予防ためにプロジェクトの延期あるいは中止を覚悟していましたが、小野町の皆さんの厚いご要望によって開催にこぎ着けることができ、12月7日と8日に小野中学校1年生3クラスと小野高等学校2年生3クラスの生徒を対象とした、ビブリオバトル・オンライン体験会を開催しました。体験会終了後には、中学生と高等生にビブリオバトルを実践してもらって、来年3月に小野中学校、小野高等学校、そして平ゼミ生によるビブリオバトル団体戦を開催する予定です。この団体戦には地域住民の皆さまにも観戦者としてご参加いただき、各世代のバトラーが紹介する本のなかから一番読みたい本を投票で決定してもらいます。
今回のオンライン体験会を担当した平ゼミ現3年生は、もちろん全員ビブリオバトル経験者ですが、普及活動に取り組むのは初めての機会でした。自己紹介、ビブリオバトルの説明、デモンストレーション、質疑応答、投票など、50分という限られた時間のなかで求められる役割は多く、例年であれば先輩の活動の様子をみて経験を蓄積していくところを、今回はぶっつけ本番というかたちになりました。しかし、当日までに全員が協力して準備したおかげで、予期せぬハプニングもありましたが、初日の体験会を無事にやり遂げ、2日目の高等学校では、前日の経験を活かして、さらに成長した姿をみせてくれました。たった2日間ですが、それでも大きく成長したゼミ生たちの姿をみると、今年度に予定していたほかのすべての活動を中止にしたことが悔やまれてなりません。その分来年3月にゼミ生たちの活躍する姿を楽しみに待ちたいと思います。この2日間の模様は、読売新聞、福島民報、福島民友などで紹介される予定です(文責:平)。