前回の「アンネの日記」を引き継ぎ、
アイヒマン(ホロコーストの実行責任者)裁判の記録などで知られる
政治哲学者、アーレントをえがいた映画を鑑賞しました。
裁判の傍聴を通じ、彼女が見出した「悪の凡庸さ」という見方は、
誰しもが「悪」になり得るという重いメッセージにもつながるのだと思います。
私自身は、この映画を見るのは2度目でしたが、
学者の端くれとして、襟を正す気持ちにさせられる場面が数多くありました。
(上のいくつかの写真はドイツ、ミュンヘン近郊のダッハウ強制収容所(2016年7月撮影)です)